成長の過程で見られる赤ちゃんの激しい人見知り。悩んでいるパパママも多いでしょう。赤ちゃんの人見知りはいつごろまで続くのでしょうか?人見知りする理由や慣れる方法など、知っているようで知らない赤ちゃんの人見知りについてご紹介します。
人見知りする子としない子の違い
人見知りが始まると、おじいちゃんやおばあちゃん、友達のパパママや、さらには普段家にいることの少ないパパなど、ママ以外の大人に対して泣いたり嫌がったりする素振りを見せます。逆に人見知りをしない子は、だれに抱かれてもにこにこしていて動じないことが多いです。
人に対する反応は、子どもの個性と受け止めて、「いつか治まるから大丈夫」とゆったりとした気持ちで子育てしましょう。人見知りをする赤ちゃんを見てパパママが不安そうな表情をすると、それを敏感に感じ取った赤ちゃんが不安になって泣き出してしまっている、というケースもあります。
いつから人見知りが始まる?
人見知りは、脳の記憶力が育ってきた証拠だとも言えるのです。赤ちゃんの心のなかで、周りに対する興味と警戒心の入り混じった複雑な葛藤が生まれることが、人見知りにつながるとされています。
赤ちゃんの成長は非常に個人差が大きいもの。生後3~4カ月で人見知りしだす子どももいれば、2歳過ぎからのケースなどもあります。まったく人見知りしない子どもや、人見知りしていてもあまり表に出さず、大人に気づかれにくい子どももいるなど、現れ方も千差万別です。
人見知りを治すには?
とはいえ、赤ちゃんが人見知りをする時期は、「泣くと相手に申し訳ない」という気持ちからパパママが人と会うことを避けてしまうことも。
そんなときは、祖父母など身近な相手に「赤ちゃんが人見知りの時期」ということを事前に伝えたうえで、会う機会をつくってみましょう。周囲に協力をお願いすることで、パパママの心労も少しは減らすことができるかもしれません。
祖父母やパパにも人見知りする?
パパよりもママと過ごす時間が長い場合は、パパに対して人見知りするということも。このようなケースは、よくお世話をしてくれる人との愛情をより深めたいという行動の現れとも言われています。
特定の人・場所に人見知りする場合は?
「安心していいよ」「○○ちゃんのこと大好きって思ってくれている人だよ」など様子を見ながら声かけをして、抱っこなどで赤ちゃんが落ち着くのを待ちましょう。
人見知りが激しい場合の対処法
パパママだけで悩んで家に閉じこもっていては、赤ちゃんに外の世界を学ぶ大切なチャンスを与えてあげることができません。友人や先輩ママ、保健師さんに人見知りの対策や乗り越え方を相談するのもよい方法です。
人見知りは、多くの赤ちゃんが成長過程で経験します。デリケートに構え過ぎず、パパママがストレスをためないようにすることも、人見知りの対処には大切です。