言葉遊びとして知られる「あいうえお作文」。文字を書きはじめた子どもが、文章を書く段階に移行する際のきっかけ作りにオススメです。大喜利のように遊びながら、家族みんなで楽しんでみてください。自然と短い文章を作成できるようになりますよ。
あいうえお作文とは
折句とも呼ばれる作文手法で、古くは伊勢物語にも和歌の各句の頭文字をとると別の意味を成す句が収められています。英語圏でもアクロスティックと呼ばれる同様の作文手法があり、暗号のように、文に複数の意味を持たせることができます。
文字が書ける!では次のステップは?
文字を書くことから文章を書くことにへステップアップするには、とても大きな壁があります。練習する時は親の声の掛け方を工夫するなど周囲のサポートが必要です。
お手紙を書く、お話しを書く、などを提案してみても、なかなか思いや考えを文字に起こすのは幼児期には難しいのが現実。でも、あいうえお作文なら楽しく遊びながら文を書くことに取り組めますよ。
あいうえお作文で文章を書いてみよう
まずは大人が見本を見せるのがいいですね。いくつか見本を示すと子どももルールがわかってきます。慣れてきたら、ゲーム感覚で親子交互に句を作成して文章を組み立てていくのもおもしろいです。
【体験】あいうえお作文で親子で遊んでみました
まず紙に句頭となる文字を書きます。最初は2文字から、絵本や普段の会話でも出てくるような簡単な言葉がいいですね。
空いたスペースに、子どもがおばあちゃんへのメッセージをあいうえお作文で書き加えました。
なかなかステキなプレゼントになったと思います。「お手紙なんてどうやって書いていいかわからない」と言っていた子どもも、頭文字が決まっているため書きやすかったようです。
親子であいうえお作文を楽しもう
また、年齢を問わず楽しむことができる言葉遊びでもあります。
パパやママがあいうえお作文で子どもにお手紙を書いてもいいと思います。隠れたメッセージを探してね、なんていいながら手紙を渡すと、一生懸命すみずみまで読んでくれるのではないでしょうか?
親子でさまざまに工夫して楽しみながらあいうえお作文に取り組んでみてくださいね。