2016年12月29日 公開

大晦日にお子さまと一緒に除夜の鐘をつきに行こう! 京都編

大晦日になると聞こえてくるのが除夜の鐘。除夜とは「1年の迷いを取り除く夜」という意味。そして人間の煩悩の数とされる108回、鐘の音とともに打ち鳴らして清らかにするのが除夜の鐘です。そこでお子さまと一緒にお出かけしたい除夜の鐘がつける京都のお寺をご紹介します。

大晦日になると聞こえてくるのが除夜の鐘。除夜とは「1年の迷いを取り除く夜」という意味。そして人間の煩悩の数とされる108回、鐘の音とともに打ち鳴らして清らかにするのが除夜の鐘です。そこでお子さまと一緒にお出かけしたい除夜の鐘がつける京都のお寺をご紹介します。

甘酒や干支の参拝記念が贈られる「浄蓮華院」

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融通念仏の祖とされる聖応大師(しょうおうだいし)と良忍(りょうにん)が建立した、京都市左京区大原来迎院町にある「浄蓮華院」。毎年108回の除夜の鐘をつくことができます。注意点としてこの時期の京都の夜はとにかく冷えるので、お子さまは必ず温かい服装でお出かけしましょう。そしてこちらのお寺は整理券が大晦日の午後10:30頃から配布され、除夜の鐘を鳴らすときにはスムーズにうてるのでお子さま連れにオススメです。また京都市内から外れており、深夜のため公共交通機関はなく車が必須です。そのため一般の観光客が少ないのと、車での移動のためお子さまの負担が少なくすみます。

【所在地】
京都府京都市左京区大原来迎院町407
【開催日時】
2016年12月31日
午後11:00~翌午前1:00
【アクセス情報】
JR京都駅より京都バス 大原バス停 徒歩15分
※時間帯によっては公共交通機関はなし

平安時代後期の梵鐘がつける「勝林院」

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日本音楽の起源とされる寂源法師(じゃくげんほうし)が開いた天台声明発祥のお寺。「勝林院」の梵鐘は平安時代後期に造られたもので、国の重要文化財に指定されています。大晦日には除夜の鐘を一般の方もつくことができ、108回という回数制限がないため安心です。
突然ですがお子さま連れの方に注意点!除夜の鐘は近くで聞くと、とても大きい音です。とくに小さなお子さまは驚いてしまうかもしれません。まず除夜の鐘を打つ前に少し離れた場所から、慣らしていくことをオススメします。耳を慣らしてからゆっくりと重要文化財の鐘の音を堪能しましょうね。

【所在地】
京都府京都市左京区大原勝林院町187
【開催日】
2016年12月31日
【アクセス情報】
地下鉄烏丸線国際会館駅から京都バス 大原バス停 徒歩13分
※時間帯によっては公共交通機関はなし

さまざまな行事が開催される「比叡山延暦寺」

根本中堂

根本中堂

京都と滋賀にまたがる比叡山全体が境内となる「比叡山延暦寺」。根本中堂で行われる除夜の鐘は「ゆく年くる年」などテレビでも放映される、誰もが一度は目にしたことがある場所です。平地に比べると標高が848mもあるため寒くなります。お子さまには手袋やニット帽など防寒グッズで対策しましょう。コチラの除夜の鐘は整理券となっています。また深夜だと車でしか行けないので注意が必要です。大根炊きや甘酒、年越しそばなどさまざまな行事が開催されているので、除夜の鐘をつかなくても訪れる価値があります。

【所在地】
滋賀県大津市坂本本町4220
【開催日時】
毎年12月31日  午後11:40〜
【アクセス情報】
除夜の鐘に際しては車で来場してください。駐車場は200台までです。
<車>
 名神高速京都東ICから比叡山ドライブウェイ・奥比叡ドライブウェイ経由30km30分
<公共交通機関>
 京阪電鉄京津線坂本駅から坂本ケーブル乗り換え終点 徒歩すぐ
 JR湖西線比叡山坂本から坂本ケーブル乗り換え終点 徒歩すぐ
 ※時間帯によっては公共交通機関はなし

歩けるようになったお子さまと訪れたい「鞍馬寺」

Uemono Yoshitaka/CC BY-SA 2.1 JP (35825)

Uemono Yoshitaka/CC BY-SA 2.1 JP
天狗伝説や牛若丸でも有名な「鞍馬寺」。奈良時代の末期に鑑禎(がんちょう)が、毘沙門天を祭ったのがはじまりとされています。除夜の鐘に回数制限はなく、参拝者は108回をこえてもうつことが可能です。ただし通常であればケーブルカーで向かいますが、運行していないため仁王門から歩いて30分ほどかかります。しっかりと歩けるようになったお子さまと、ゆっくりと訪れたい静寂が包み込むお寺です。

【所在地】
京都府京都市左京区鞍馬本町1074
【開催日時】
12月31日  午後11:30〜
【アクセス情報】
叡山電鉄鞍馬線鞍馬駅 徒歩約5分(本殿まで 徒歩約30分)

アクセスが便利な場所にある「方広寺」

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Mikkabie/CC BY-SA 4.0
京都の知恩院と奈良の東大寺と並んで、日本三楼鐘の一つにあげられる鐘がある「方広寺」。徳川家康が豊臣家に難癖をつけた「国家安康・君臣豊楽」が書かれていることで知られています。除夜の鐘は108回のみ一般の方もうつことができ、事前の予約は要りません。人数が多い場合はグループで一回のみ。なんといっても市内の平地にあり、京阪七条駅から徒歩10分とアクセスが便利。周辺にも神社仏閣が多く、お子さま連れにオススメのスポットです。

【所在地】
京都市東山区正面通大和大路東入茶屋町527-2
【開催日時】
12月31日  午後11:50〜
【アクセス情報】
京阪七条駅 徒歩10分

お子さまと一緒に訪れる際は防寒対策が大切です

大晦日にお子さまと一緒に訪れたい、除夜の鐘がつける京都のお寺をご紹介しました。大晦日は深夜のため気温が下がり、寒い冬の季節ですのでお子さまと訪れる場合は注意が必要です。出かける際は必ず防寒グッズで対策をしましょう。また境内は階段や砂利道が多くベビーカーは不可能です。抱っこひもなどを利用すれば安心ですし、人肌で温まれるため、小さなお子さまにオススメです。

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この記事のライター