2017年01月23日 公開

とろーり、甘い冬野菜!子どもと作るかぶを使ったレシピ4選

1年を通して食卓を彩る野菜のひとつである「かぶ」は、冬に甘みが増しておいしくなる冬が旬の野菜です。根も葉も栄養満点のかぶは、ぜひ日々の食事に取り入れたい野菜のひとつ。そこで今回は、かぶについての豆知識と、お子さまに向けたかぶを使ったレシピをご紹介します。

1年を通して食卓を彩る野菜のひとつである「かぶ」は、冬に甘みが増しておいしくなる冬が旬の野菜です。根も葉も栄養満点のかぶは、ぜひ日々の食事に取り入れたい野菜のひとつ。そこで今回は、かぶについての豆知識と、お子さまに向けたかぶを使ったレシピをご紹介します。

冬が旬の「かぶ」ってどんな野菜?

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かぶはアブラナ科アブラナ属の植物で、同じアブラナ科の菜の花をはじめ、チンゲンサイや白菜、キャベツとは親戚にあたります。

日本では、昔から庶民の食卓を彩ってきたかぶですが「すずな」と言う別名を持ち、葉の部分は春の七草としてもおなじみですよね。千葉県や埼玉県をはじめ、日本各地で作られていて、京都の聖護院かぶらや滋賀の日野菜など、地方色豊かな品種が豊富なこともかぶの特徴のひとつです。

かぶは葉の部分も根の部分もおいしく食べられる、無駄がない野菜。
根の部分には、ビタミン類や消化酵素のアミラーゼを含み、胸やけ防止や整腸効果があります。
また葉の部分は栄養価が高く、抗発ガン作用、免疫賦活作用などで注目を集めているβカロテンやビタミンCが多く含まれているため、呼吸器系統を保護し、風邪予防の効果があると言われています。

まさにかぶは、寒い冬にはぴったりの、冬野菜の代表選手なのです。

定番の「かぶのお味噌汁」にベーコンをプラス!

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Kentin/CC BY-SA 4.0
【材料】3~4人分
蕪(直径8㎝位のもの) 1個
蕪の葉 適量
ハーフベーコン 4~5枚
だし汁 600cc
味噌 大さじ1.5~2(お好みで)
【作り方】
1 かぶの皮を剥いて、食べやすい大きさに切ります。
2 かぶの葉を食べやすい大きさに切ります。
3 ベーコンを1cm幅位に切ります。
4 だし汁が沸騰したら、1と2と3を入れて煮ます。
5 4に味噌を煮溶かしたらできあがりです。

まずは「おふくろの味」、定番のお味噌汁です。油揚げを刻んで入れてもおいしいですが、今回は、お子さまも大好きなベーコンを刻んで入れたレシピになっています。
かぶは根の部分と葉の部分を両方使っているので、とても色どりがきれいですし、栄養も満点!
だしのきいたおいしいお味噌汁は、冬の夕食にピッタリの一品です。
お子さまのお手伝いポイントとしては、ピーラーでかぶの皮をむいてもらったり、ベーコンを刻んでもらうこと。
用意できれば、子ども用の包丁を使って「指先は猫の手にするのよ」と教えてあげても良いですね。

おいしい「かぶのクリームシチュー」でほっこり

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Kuha455405/CC BY-SA 3.0
【材料】 (3~4人分くらい)
鶏もも肉 1枚(250gくらい)
かぶ(中サイズ) 2~3個
ブロッコリー 5房くらい
にんじん(太めの輪切り) 4枚
クリームコーン缶(大) 1缶(430g入り)
コンソメ(顆粒) 小さじ1と半分
ローリエの葉 1枚
牛乳 1カップ
油 適量
塩 適量
【作り方】
1 かぶは皮をむいてひと口大に切り、鶏肉もひと口大に切ります。
2 クリームコーンは、目の粗いザルを通して皮を除きます。
3 油を熱して、中火で鶏肉を炒め、火が通ったらかぶを加えて炒めます。水50㏄と牛乳、コンソメ、ローリエを加えて強火にします。
4 沸騰したらアクをとり、8分くらいかぶが柔らかくなるまで弱めの中火で煮ます。
5 ブロッコリーは食べやすい大きさに切り、にんじんと一緒にラップをして電子レンジ600Wで1分半くらい加熱して茹でます。
6 4のかぶが柔らかくなったらクリームコーンを加えたら、味見をして、塩で味をととのえます。5を加えて温まったらできあがりです!

かぶは、鶏肉と合わせてシチューにすると、甘くとろけるような舌触りが絶品です。
調理のコツとしては、スープの固さは最後に牛乳を加えて調整してください。さらさらのスープ状にしても、とろりとした濃厚なシチュー状にしてもおいしいですよ。
お子さまのお手伝いポイントとしては、ブロッコリーを小さく切ったり、大人が輪切りにしたニンジンを型抜きしたりしても良いですね。
花や星の形など、いろいろな型抜きがあるので、工作感覚で楽しくお手伝いしてくれますよ。

甘くておいしい「かぶのそぼろあんかけ」

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Sotaro OMURA/CC BY-ND 2.0
【材料】(3~4人分)
かぶ(葉つき) 3個
鶏ひき肉 100g
水 250cc
しょうゆ 大1.5
砂糖 大2
酒 大2
みりん 大2
顆粒だし 小1
水溶き片栗粉 適量
【作り方】
1 かぶを葉と実に分けます。実の皮を向き、一口大に切ります。
2 葉はよく洗って、中央くらいから実の方に向かって、5ミリ幅くらいで5cmほど刻みます。
3 鍋に、片栗粉以外の材料を全て入れ、混ぜてからかぶを入れて中火にかけます。沸騰したらあくを取り、弱めの中火くらいに火を弱めます。
4 キッチンペーパーなどで落し蓋をし、10分ほど、かぶが柔らかくなるまで煮ます。
5 別の鍋に湯を沸かし、沸騰したら火を止め、鶏ひき肉を入れます。はしで混ぜ、ぽろぽろになって火が通ったらざるにあげます。
6 かぶが柔らかくなったら、刻んだ葉と鶏ひき肉を入れて一煮たちさせます。水溶き片栗粉でとろみをつけて完成です!

かぶの甘みを引き立たせるお醤油と砂糖を使った味付けに、ご飯が進む一品です。
調理のコツは、ひき肉を湯通しすること。このひと手間をかけることによって、くさみやアクが抜け、澄んだあんができあがります。
お子さまのお手伝いのポイントとしては、包丁が使える年齢なら、柔らかいかぶの葉を刻むのを手伝ってもらうと良いですね。
包丁が使えない年齢なら、盛り付けの際に仕上げのあんをかけてもらうと、「作った」という達成感を味わえますよ。

さっぱりとした甘さが後を引く「かぶの酢漬け」

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kisato/CC BY 2.0
【材料】(2人分×数日分)
カブ 約1Kg(6個)
塩 大さじ1弱
穀物酢 200cc
砂糖 大さじ5
味の素(無くても可) 少量
【作り方】
1 カブを 2~3mm厚さの半月切りにし ビニール袋にいれます。
2 1の袋に塩を入れ軽く口を縛り振ります。
3 3時間以上おくとで水が300cc位でるので、袋の上から押して水を捨てます。
4 3の袋に穀物酢・砂糖などをいれて揉みこんでから、冷蔵庫で1時間間以上寝かせればできあがりです!

甘酢のさっぱりとした甘さが、かぶの持つ甘さを引き出し、ポリポリとした歯触りが後を引く一品です。
調理のポイントはかぶによって水の出方が異なるため、実が柔らかくなったら水を捨てること。また、味は好みで砂糖や酢の分量を加減してくださいね。
お子さまのお手伝いポイントは、袋に材料と調味料を入れて揉むところです。
刃物を使わないお手伝いなので、小さなお子さまでもお手伝いできますよ。
「おいしくなーれ!」と声をかけながら行うと、楽しさも倍増!
余った葉の部分はみじん切りにしてごま油で炒めると、ご飯にかけておいしくいただけます。

根も葉も栄養たっぷりな「かぶ」を食べましょう!

かぶは、根も葉も栄養満点で捨てるところがない、甘くておいしい野菜です。冬はかぶが1年でいちばん出回り、味もおいしい旬の季節。ぜひ毎日の食事に取り入れて、ときには親子で楽しくかぶ料理にチャレンジしてみてくださいね。

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この記事のライター