2018年8月14日~16日に、東京・中野で開催された「プチパリコドモ祭」。目玉イベントのひとつ「絵本ワークショップ」にはたくさんの親子が集まり大盛況!イベントの様子をまじえて、知育や親子の触れ合いにぴったりな「絵本づくり」の魅力をお伝えします。
興味津々!たくさんの親子が集まった「絵本ワークショップ」
4つのイラストがセットになった絵本キットを使って起承転結のお話を考え、紙芝居形式の絵本を作る「絵本のワークショップ」。コンテンツを開発したのは子どもが楽しめる知育動画を集めたYouTubeチャンネル「KidsTube(キッズチューブ)」を運営する株式会社イースマイリーです。
「絵本のワークショップ」には3日間でたくさんの親子が遊びにきてくれ、ユニークでとってもかわいい絵本を楽しみながら作ってくれました!その様子から感じた絵本づくりの魅力を、知育や親子のコミュニケーションという観点からお伝いたします。
キッズチューブ/子どもの学びと遊びに役立つ知育動画チャンネル KidsTube – YouTube
どんな風に作る?オリジナル絵本づくり
・男の子と女の子
・イヌとネコ
・まる・さんかく・しかくのキャラクター
・ウサギのような動物
の4パターンありました。
それぞれ、起承転結のお話が作れるよう、1枚のシートに4つのが描かれています。これをハサミで切り分けて、絵本を作ります。
「普通の絵本の形だと、読み聞かせのときにお互いの顔が見えづらいんですよね。それなら読んでる方も聞いている方も相手を見ることができる紙芝居形式がいいなと考えました」
「しかもこの形なら、リビングや子ども部屋にも飾っておきやすいです。せっかく作った絵本だから、目の届くところに置いてもらえたらいいなと」(矢澤さん)
卓上カレンダーのような形状なので、確かに棚の上などにも置きやすいです。玄関に飾っておいてもいいですね!
作り方は、4つの絵を切り分けて、別紙で用意した表紙と組み合わせ、裏面にお話を書き込みます。表紙にはタイトルや絵を入れて、台紙と一緒にリングで留めます。台紙は横から見ると三角になるように組み立て、自立するように成型すればOK!
お話を作ることは想像力、創造力を鍛えることに繋がり、使うハサミを使う、文字を書く、2つ穴パンチで穴を開ける、厚紙を組み立てるという作業は巧緻性を磨くことにも繋がります。
絵本づくりは、自由研究にもぴったりと喜んでいる参加者もいました。
どうやって絵本を作っていたのか【未就学児】
未就学児の場合は、やはりまだまだお話づくりは難しかった様子。でも難しいからと手を付けないのではなく、「これは泣いているから悲しいんだね」「なんだか嬉しそう」と絵を見て自分なりに感想をまとめていました。
ストーリー性のあるお話を作ることはできませんでしたが、1枚1枚に簡単なエピソードを作っていたという感じです。
絵を見てもお話が思い浮かばない子どもには、「どんなお顔しているかな」「○○ちゃんだったらどんなときに笑う?」などと言葉をかけて、お話を引き出してあげている親子もいました。
どうやって絵本を作っていたのか【小学生以上】
そのことに真剣にチャレンジしている子どもたちの姿が印象的でした。
いろんな展開を考えて、パパやママに相談しながらお話を作る子ども、まずは結末を考える子ども。お話の作り方にも個性が表れていました。
作った絵本はみんなの前で披露して!自己肯定感も高まる!
パパやママからは、
「普段は仕事で忙しくてこうして一緒に何かを作ることがなかなかできなかったので楽しかった」
「子どもの新しい一面が見れて、親として嬉しかった」
「自分で一から絵本を作るのは難しいけれど、こういうキットがあるとチャレンジしやすくていいと思った」
という声をいただきました。
この絵本は作って終わりではありません。家族やお友だちの前で読み聞かせの発表をすることでプレゼン能力を磨くことができ、おうちに飾っておくことで自信や自己肯定感を養うこともできます。
今回のワークショップでは、たくさんの親子が絵本づくりの知育効果や親子の触れ合いを実感していたようです。キットがなくてもノートに4コマ漫画のように絵やお話を書いてもいいですし、もし時間があるなら厚紙で実際に紙芝居形式のものをおうちで作ってみてもいかもしれませんね。
ぜひみなさんもオリジナルの絵本づくりを親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。