2018年08月04日 公開

秋の野山は毒キノコに注意!触れるのも危険な毒キノコ5選

秋は、季節の味覚や紅葉など自然と親しむには絶好の季節です。そんな秋の行楽時、キノコ狩りを楽しむ人もいますが、毎年毒キノコの事故が絶えません。子どもと楽しくキノコ狩りを楽しめるよう、今回は間違えやすいものやよく見かける毒キノコを紹介します。

秋は、季節の味覚や紅葉など自然と親しむには絶好の季節です。そんな秋の行楽時、キノコ狩りを楽しむ人もいますが、毎年毒キノコの事故が絶えません。子どもと楽しくキノコ狩りを楽しめるよう、今回は間違えやすいものやよく見かける毒キノコを紹介します。

ヒラタケにそっくり!ツキヨタケ

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山中では、スーパーで見るキノコとよく似た毒キノコも見かけられます。なじみ深いキノコと勘違いすると、中毒症状を引き起こすことにつながるため、安易に判断しないようにしましょう。

ヒラタケによく似た毒キノコが、ツキヨタケです。色や肉厚もそっくりですが、食べると嘔吐や下痢、幻覚などの症状を引き起こします。ヒラタケとの大きな違いは、ツキヨタケは暗い所では光ることです。またヒラタケが秋から春、ツキヨタケは夏から秋と、発生時期が違うことも覚えておきましょう。

名前も姿も似ている毒キノコも!カキシメジ

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カキシメジは、ツキヨタケと並び「毒キノコ御三家」と呼ばれるほど誤飲が多い毒キノコです。食用のシメジに名前も姿も似ていますが、口にすると嘔吐、下痢を引き起こします。

かさの裏を確認し、ヒダに赤褐色のシミがあればカキシメジです。また、カキシメジはかさに傷を付けると、裏のシミ同様に赤褐色になることも覚えておきましょう。

なめこと間違えやすいコレラタケ

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山中だけでなく、ゴミ捨て場にも発生する毒キノコがあります。コレラタケはコレラに似た症状を引き起こすことや、毒キノコであることを社会に注意喚起するためにその名がつけられました。

なめこと非常によく似ていますが、食べると激しい下痢になり、死に至るケースもあるため注意が必要です。コレラタケはかさとヒダの色はほとんど同じで、柄が細長いという特徴があります。

触れるのも危険!カエンタケ

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Johnwoodkim / Shutterstock.com
毒キノコは食用と誤って口にする事故が多いですが、なかには触れることすら危険なものがあります。人の指が伸びたような姿をしたカエンタケは、真っ赤な見た目からも素人にはきのことすら判断できません。しかし、知らずに肌に触れると、カエンタケの汁によって皮膚がただれるほど猛毒を持っています。

致死量は、わずか3gというほど猛毒です。変わった見た目に子どもが興味を惹かれ、事故につながることがないよう、しっかり見守りましょう。

猛毒!ドクツルタケにご注意

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毒キノコ御三家の最後の1つは、ドクツルタケです。まっ白でスッと伸びた姿からは想像できませんが、早期に処置が行われなければ確実に死に至るほどの猛毒があります。

山中で、まっ白なドクツルタケはよく目立ち、特に視点が低い子どもには見つけやすいでしょう。柄にささくれがあって根本にツボがある場合は、ドクツルタケであるため、子どもが手を出さないよう注意が必要です。

秋のキノコ狩りは子どもにも十分な注意を

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キノコ狩りを行うときは、知識なく口にしないよう十分に気をつけましょう。特に子どもを連れて楽しむ際は、事前に勝手に触らないという約束事が必要です。

毒キノコの見分けは素人には難しいため、プロが同行するサービスや決まった範囲内で人工栽培のきのこ狩りを楽しむサービスもあります。安全に配慮し、秋の味覚狩りを楽しみましょう。

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この記事のライター