早生まれの子どもはかわいそう、損だといわれることもしばしば。筆者の長男は3月生まれですが、デメリットばかりではなく、ラッキーだと思えることもたくさんありました。ハンデをチャンスにかえるために、筆者が取り組んだことも含めてお伝えします。
早生まれの子どもはかわいそうなの?
確かに、実際、幼稚園に入園したころは、差があると感じたこともありました。しかし、デメリットばかりではなく、早生まれでラッキーと思えたこともたくさん!
幼稚園から小学校までを中心に、早生まれの子どもの様子や、ハンデにならないように取り組んだことをお伝えします。
早生まれの子どものメリット
刺激を受けられる
長男には、足が速くて、早い段階で補助輪なしの自転車に乗る同級生がいました。そんな姿を見て、「〇〇くんのようになりたい」「一緒に自転車に乗って遊びたい!」と刺激を受け、長男なりに頑張っていた姿が印象的です。
かわいがってもらえる
知り合いのママ友も子どもが早生まれのため、幼稚園入園の際、他の子どもより手が掛かることを危惧。知り合いの保育士に相談したところ、「その分、みんなから手をかけてもらえてラッキーじゃない」と言われ、考え方が180度変わったとか。他の子どもに比べて手は掛かりますが、いろいろな人からかわいがってもらえる機会は、多いのではないでしょうか。
大らかに見守ることができる
子どもに伝えてしまうと、「できなくてもいいんだ」と現状に甘んじてしまうかもしれないからです。でも、親としては、早生まれのわが子ができなかったとしても、焦る必要はなく、親は気楽に構えておけばOKだと思えるメリットがあります。もし、それでもできたら「わが子はスゴイ」と優越感に浸れるかも……。
早生まれの子どものデメリット
発達のスピードが同級生より遅め
特に3歳頃までは、子どもの成長が著しいため、言葉を話すこと、字の読み書き、走り方などの運動面や学力面など、同級生に比べると差を感じてしまいがちに。
筆者の長男も、最初のうちは走り方や体操など特に運動面で差があり、また幼稚園入園時にオムツが取れていないという生活面でも不安でした。
しかし、これらの差を意識するのは遅くても小学校低学年ころまでといわれています。筆者の長男は、幼稚園の年長のころにはあまり感じなくなりました。
体が小さい
また、卒園時には、早生まれの子どもでも、入園時に自分より背が高かった子どもを追い抜いている場合もありますし、わが子の成長のスピードは見守るしかありません。
筆者の長男は細かったものの、身長は同級生の中でやや前あたりで、そこまで気にはなりませんでした。体が大きな友だちとも、上下関係があるわけでもなく仲良く遊んでいましたよ。
早生まれの長男を心配して、取り組んだこと
妊娠中から絵本の読み聞かせ
テレビをなるべく付けずに過ごしていたことや、ベビーマッサージをしながら話しかけることも多く、当時は実家が近かったので祖父母と頻繁に会っていたためもあり、とにかく言葉の刺激は多かったように思います。
幼稚園選びを慎重に
長男が頑張り過ぎなくてもついていける、比較的ゆったりとしたカリキュラムで、細かいフォローをしてもらえるアットホームな幼稚園を選びました。
集団生活を見据えた習い事
また、正しい字体を覚えさせたかったので、年中から書き方教室へ通わせました。小学校でひらがなを習いますが、1学期の途中には黒板の字を連絡帳に書くことになります。長男は、短期間で覚えるのは難しいと判断したためです。
体力づくり
スイミングスクールだけでも良かったのですが、他にもなにか打ち込めるスポーツがないかと、体験や見学をさせたところ、長男はサッカーにはまり、小学1年生の秋からずっと続けています。そのおかげか、体がとても丈夫になり、小学校では運動会のリレーの選手にも選ばれるようになりました。
たくさんの経験をさせてあげよう
未就学時から小学校低学年までは、同級生と比べて発達が遅いと感じることもあるかもしれません。
しかし、それ以降は個性。持って生まれたものもありますが、幼少期からの経験で長所を伸ばし、短所を少しでも補えるように親がフォローしてあげれば大丈夫です!
もし、お子さまが早生まれなら、同級生から刺激を受けられるとプラスに考え、たくさんの経験をさせてあげてはいかがでしょうか。