3歳くらいになると、子どもも自分で傘を持てるようになります。しかし傘は先端がとがっていて長さもあるため、間違った扱い方をすると大変危険です。はじめて傘を持ったときから、正しい扱い方を教えてあげたいですね。傘の開閉方法を3ステップで紹介します。
傘は何歳から持たせる?
3歳ごろになると、傘を持つ上での注意点もある程度理解できるようになり、傘を支える手の力もついてきます。このころに幼児用の傘を用意してあげると良いでしょう。
幼児の傘はどんなものが良い?
サイズがあっているもの
・身長90〜100cm:40サイズ
・身長100〜110cm:45サイズ
・身長110〜120cm:50サイズ
手開き式のもの
ジャンプ式はボタン1つで開き便利なのですが、勢いよく開いてしまうので、慣れない子どもが扱うとケガをしてしまうことがあります。
傘の扱いに慣れるまでは、自分で開閉のスピードが調整できる「手開き式」の傘を選んであげた方が良いでしょう。
透明感があって前が見やすいもの
そのため、全体が透明の傘か、もしくは一部に透明窓がついているタイプを選ぶと安心です。
先端がとがっていないもの
幼児向けの傘であれば、丸く加工されていることが多いのですが、購入時には念のため、これらの部分がとがっていないか確かめておきましょう。
傘の開き方
STEP1:生地をほぐす
生地が軸に巻きついた状態で開くと、破損の原因になります。慌てて開かないように注意しましょう。
STEP2:ゆっくり開く
真上に傘を向けて開くと、後方に人がいたときに傘の先端がぶつかる可能性もあります。自分の正面、斜め下にかまえて開くと良いでしょう。
STEP3:傘を上げる
ちょうど開き終わったときに、傘が頭の上に来ていると所作がきれいに見えますよ。
傘の閉じ方
STEP1:傘を下ろして水を切る
周りに人がいないことを確認してから、傘を少しだけ開いたり閉じたりして、水を切ります。
傘を左右に振ったり、床をトントンと突いたりして水を切るのは、傘の骨がはずれるなどの破損の原因になるので止めましょう。
STEP2:生地を寄せる
このとき、なるべく傘の生地に触れないよう、ある程度まとまってきたらベルトを持って巻きつけると良いでしょう。指の油は、傘のはっ水効果を弱らせてしまいます。
STEP3:ベルトで閉じる
正しく扱わないと危険ということを教えましょう!
開いた傘の先端でお友だちの目を傷つけてしまった、あるいは車に傷をつけてしまったといった事故も、決して少なくありません。
正しくない使い方をすると、傘が破損して使えなくなってしまうこと、自分も周りの人もケガをする可能性があることを繰り返し伝えることが大切です。
子どもが安全に使えるように、ぜひ正しい傘の扱い方を教えてあげてくださいね。