新年度がはじまりましたね!入園から少し時間が経ちましたが、皆さんのお子さまはいかがですか?新しい環境で過ごす、保育園の子どもたちの様子と、この時期に特に気を付けたいことを、現役保育士がお伝えします!
入園、進級おめでとうございます!
私がお手伝いに行っている園も、毎日、元気な泣き声とにぎやかな声、笑い声が入り混じって、これ以上はないくらいにぎやかです。
泣いている子どもの姿は切ないもので、「すみません~!」と言ってくださる親御さんもいますが、どうぞご心配なく!家族からはじめて離れるのですから、泣くのは当たり前。泣き声の大合唱に「春ですね~」と、笑い合う保育士です(笑)。
今回は、新しい環境の子どもたちの姿をご紹介します。
花開く子どもたち
なぜなら、ちょっと緊張のほぐれた子どもたちが花開くから(笑)。
ちょっとはしゃいでみたり、わがままを言ってみたりしながら、保育者の反応を見て、どこまで許されるのかなと間合いを図るんです。
こういうときの対応は難しかったり、大変だったりするのですが、環境に慣れてきたからこその、子どもたちの行動なので、「フフフ、自分が出てきたねえ。よしよし」と心の中で、ニヤリ……とうれしくなってしまいます。
新入児も進級児もそれぞれに、新しい人間関係を作るのに全身全霊で気を張って、がんばっているんですね。
疲れが見えたら、無理せずゆっくりしましょう
お子さまが疲れているように感じたら、遠慮なく保育園お休みしてください。慣れてる途中だからと、保育園での時間をがんばる必要はありません。
可能であればお休みしたり、少し早めのお迎えにしたりして、お子さまがゆっくり安心して過ごせる時間を作ってあげてください。
また、週末は遠出をさけてのんびりスケジュールで、たっぷりスキンシップをとるのがオススメ。心も体もしっかり休養できるようにしましょう。
ここでがんばりすぎると、いざ「ママの職場復帰!」の段階になって体調崩す……なんていう悲劇もわりとあるあるなのです。
パパママも焦らず慣れていきましょう
「必ずパパママは迎えにくるよ、ここで安心して待ってていいんだよ」と、メッセージを伝えてあげてください。焦らずとも子どもたちは大丈夫!慣れてくれますよ!
お子さまに前向きな言葉で伝えましょう
確かに、家庭保育が一番、子どもが安心できるのかもしれません。でも、考えてみてください。保育園に行くと、お子さまをかわいがってくれる人が、今までの倍以上に増えるんですよ!
大体の保育園は、長時間保育なので保育士は時差出勤。担任だけでなく、他の保育士も関わります。いろいろな人にかわいがってもらえるのです。そして、対人スキルも確実に育ちます。そんなところが、保育園のいいところだなあと私は思っています。
だから「小さいのにかわいそう」ではなく、「小さいのに頑張ってるね、偉いね!」と子どもたちに言ってあげたいですね。
どうぞ、保育園で過ごせたことをいっぱい褒めて、保育園での出来事を聞いて「良かったね!楽しかったね~!」と、前向きな言葉をお子さまに言ってあげてくださいね。