アメリカやイタリアで活躍し、数多くの名作を残した絵本作家、レオ・レオニ。芸術作品に囲まれて育ち、イラストレーターとしても活躍した彼の代表作をご紹介します。『スイミー』や『あおくんときいろちゃん』など、誰もが親しんだ、あの作品をチェックしてみてください。
学校の教科書にも取り入れられる「スイミー」
著者 :レオ=レオニ(作) 谷川 俊太郎(訳)
出版社 :好学社
世界中で翻訳され、日本でもファンが多い絵本です。
発売は1969年で、パパママも子どものころに見た方も多いのではないでしょうか。教科書にも使われている作品で、幅広い世代に読まれてきた作品です。色使いが独特で、淡いカラーは不思議な世界に引きこまれるようです。
シンプルだけど奥が深い「あおくんときいろちゃん」
著者 :レオ・レオーニ(作) 藤田圭雄(訳)
出版社 :至光社
顔も手足もなく、人間かもわからないあおくんときいろちゃんが登場し、読み手によってもいろいろなとらえ方があり、違った印象を受けるでしょう。
自分の個性を大切にしたい「じぶんんだけの いろ」
著者 :レオ=レオニ(作) 谷川 俊太郎(訳)
出版社 :好学社
ほかの人と同じではなく、個性があっていいと感じさせてくれる作品です。子どもがたのしめるのはもちろんのこと、大人が読んでも元気がもらえる、そんな本です。
仲間の温かさに触れる「フレデリック」
著者 :レオ=レオニ(作) 谷川 俊太郎(訳)
出版社 :好学社
冬に備えて食糧を蓄えるのねずみたちですが、フレデリックは違う行動をします。やがて冬が来て食糧がなくなってしまいますが、フレデリックが集めたものは残るのです。フレデリックが集めた素敵なことばの数々は仲間たちを勇気づけ暖かくさせてくれたのでした。
読み手によって、いろいろな解釈ができる深い絵本です。周りと違うことに疑問を持つ子どもにもぜひ読んでもらいたい作品です。
自分の存在を見つめなおす「ペツェッティーノ」
著者 :レオ=レオニ(作) 谷川 俊太郎(訳)
出版社 :好学社
主人公の名前ペツェッティーノは、イタリアで小さな部品という意味です。自分のことを見つめなおすきっかけや、何のために生きているのだろうという疑問に答える作品でしょう。ラストには感動的なシーンが待っています。