外出時のマナーやルールをどう教えていますか?交通ルールなど、子どもの安全やマナーのために、守った方がよい項目をおさらいしましょう。未就学児など、まだ子どもだけで外出しない場合も、小学校入学後、一人で通学する近い将来に備えて確認したいことを整理しました。
歩道や車道で自分の身を守るための交通ルール
道路で走らない
横断歩道を渡るときに、小さな歩行者に気付かずに車が右折や左折をすることはもちろん、わき道から急に車や自転車、人が出てくる可能性も。これは、歩くときだけではなく、自転車に乗っているときも同じです。
走らない、スピードを出さないというのは、周囲をよく見る余裕があり、「いつでも止まれること」を意味します。大きな事故につながらないように、気を付けることが大切です。
特に都会では、走って良い場所は、学校の校庭や公園の広場など限られた場所のみ。その区別がつかない小さなころは、理由と一緒に危険であることを何度も伝えておきましょう。
交差点や信号の位置をよく確かめる
これらはとても危険な行為。車の交通量に関わらず、交差点があることを確認し、信号を守るようにしましょう。
道幅いっぱいに広がって歩かない
歩道と車道の区別をつける
歩道は歩行者が優先で、自転車は車道寄りを徐行することが道路交通法で定められています。また、車道で自転車が走レルのは、車道の左側端通行。逆走は、自転車専用レーンなどの指定が無い限りは禁止です。
ただし、歩道通行できる場合もあります。それは「道路標識等で通行することができるとされている場合」「自転車の運転者が高齢者や児童、幼児等の場合」「車道又は交通の状況からみてやむを得ないと認められる場合」です。
つまり、13歳未満の子どもは歩道を自転車で走行してもOKですが、歩行者が優先のため、ゆっくりと走行しなければいけません。
他にもヘルメット着用、傘差しの禁止など、自転車に関するルールは、最近設定されたものも多く、大人でもまだ認識していないことがあるので気をつけたいですね。親子でよく確認しましょう。
マナーを守り、周りに迷惑をかけないルール
大声で騒ぎながら歩かない
外はプライベートな空間ではなく、公共の場です。周りの人たちを不快な気持ちにさせないように、マナーを守ることも大切だと教えましょう。
ながら歩きをしない
また、歩きながらゲームをしたりスマホをいじったりしていることも、一歩間違えると大きな事故につながります。何かをするときは邪魔にならない場所を選んで足を止めましょう。
ごみのポイ捨てをしない
靴を引きずって歩かない
大人になってもそのクセが抜けないと、だらしのない人に見えます。どれだけ急いでいても、靴をかかとまでしっかり履いてから出かけるようにしましょう。靴底を引きずって歩くことのデメリットも、一緒に教えてあげることが大切です。
家族に伝えるルール
行き先と相手を確認
もし、お友だちの家で遊ぶ場合は、相手の親といつでも連絡がとれる関係にあるのがベストです。もしできない場合は、少なくとも、子どもに家族の連絡先の書いた手紙を持たせるようにすると、何かあったときに対応できます。
時間を守る
持参するもの、しないものを確認する
お金は持ち歩かない、同じマンション内ならゲームはOK、お友だちの家に行くときはお菓子を持参するなど、細かくルールを決めましょう。
外出先でのできごとを報告する
ルールは年齢と共に見直そう
また、小さいうちは細かく決めておく必要がありますが、ある程度大きくなったら自分で状況判断ができるように、最低限のルールだけを決めて、あとは自分で考えるようにさせましょう。
さらに、小さいうちは防犯ブザーを持たせ、大きくなったらGPS付きの携帯電話やスマホを持たせるなど、子どもの安全を守る対策も年齢や成長に合わせて見直すことも必要です。
ひとりで外出するようになる前に
それに対し、子どもは親から離れる解放感で気分が高揚しがちです。そのときになってはじめてルールを教えても頭に入りません。小さいうちから危険な行動、迷惑をかける言動やマナーなどを教えていくことが重要です。親に報告する大切さを伝えるなど、各家庭でのルールや約束事について話し合う時間を作ってみるのがオススメです。