カレンダーを見たときに、「6月にはどうして祝日がないのだろう」と疑問に思ったことはありませんか?そもそも国民の祝日とは、どのようなものなのでしょうか。祝日の日にちが変わったり、新しく追加されたりする可能性はあるのか、6月に祝日がない理由と合わせて解説します。
国民の祝日とは
これまでに祝日は、さまざまな事情で追加や変更されてきました。2019年には5月1日が「即位の日」として祝日になることが決まっています。10月第2月曜日にある「体育の日」ですが、2020年東京オリンピック開催の年から名称が改正され「スポーツの日」とすると発表がありました。その1年限定で、オリンピック関連の事情から7月24日に移されます。
国民の祝日一覧と趣旨
・成人の日(1月の第2月曜日)……新成人を激励する
・建国記念の日(2月11日)……建国をしのび愛国心を養う
・春分の日(3月21日)……自然をたたえ生物をいつくしむ
・昭和の日(4月29日)……昭和を顧み国の将来を思う
・憲法記念日(5月3日)……日本国憲法施行記念日
・みどりの日(5月4日)……自然に感謝し豊かな心を育む
・こどもの日(5月5日)……子どもの幸福を願い母に感謝する
・海の日(7月第3月曜日)……海洋国国民として海に感謝する
・山の日(8月11日)……山の恩恵に感謝する
・敬老の日(9月第3月曜日)……老人を敬い長寿を祝う
・秋分の日(9月23日)……祖先を敬う
・体育の日(10月第2月曜日)……スポーツに親しみ健康的な心身を育てる
・文化の日(11月3日)……自由と平和を愛し、文化をすすめる
・勤労感謝の日(11月23日)……勤労をたっとび互いに感謝し合う
・天皇誕生日(12月23日)……天皇の誕生日を祝う
6月に祝日がない理由
前述の一覧を見ても分かるように、もともとは皇室関連の伝統行事や、感謝の気持ちを表すなど、何かの記念日が祝日となっています。6月には特別な皇室行事や記念行事がないために、祝日がありません。
なぜ山の日は6月にならなかったのか
しかし6月に祝日を作ってしまうと、学校の授業日数が減ってしまうという内容が協議に。授業日数を減らさないためにも、全国的に夏休みにあたる8月に新しい祝日を設けることが決まり、「山の日」は6月ではなく8月に誕生しました。
意外?日本は海外に比べて祝日が多い
ちなみにインドの祝日は18日程度(週ごとで異なる)、コロンビアも同様に18日です。