券売機やコピー機、レストランの「タッチパネル」操作は親子の英語学習の実践にもってこい!親子一緒に英語モードで操作してみるだけでOKです。日本でも日常生活で英語に触れる機会を増やすためのわが家の取り組みですが、具体例やコツ、オススメを詳しく説明します。
日常生活で英語を使う機会を増やすのがポイント
こんにちは。ライターの福岡すみれです。私は英語が大好き!実は、留学や海外在住の経験なしで、TOEIC980点のスコアがあります。英文学科を卒業し、専門的に英語を学びました。ですが、学んだ英語が使える英語になったきっかけは「使う機会を増やした」からだと思っています。それも、日本で、日常生活の中で。
英語は外国の方と話したり、文献を読んだり、英語で注文したり……、いろいろな場面で役立つと、学びと感動があります。試験やテストでアウトプットするだけではなく、使える英語を身につけるには、机の前で単語帳とにらめっこするより実践を!というのが、今の私のモットーです。
今回は、いつもの生活で使うシーンの多い「タッチパネル操作」を英語で行うことで、英語に慣れ親しもう!出てくる英語も覚えられたらラッキー!という内容でお送りします。
タッチパネルは小さなお子さまでも簡単に操作できるのが魅力
タッチパネル操作を英語モードで使用!
それでは、今回のテーマ「タッチパネル操作 in English」を楽しむ方法について具体的にご説明します。
街中にはいろいろなタッチパネルを操作する機会がありますよね。例えば駅の切符を買う販売機やコンビニのコピー機、銀行のATM、動物園、水族館、映画館などの無人チケットカウンターなどです。
多くの場合、デフォルトでは日本語表示になっていますが、画面のどこかに「English」もしくは「Global」という表示があります。Englishの場合は押せば英語表示に、Globalの場合はそこから言語選択をするパターンが多いです。いずれにしても、大概のタッチパネルでは、英語モードでも操作ができます。
英語モードで操作すると、あら不思議!その瞬間、あなただけのプチ留学空間に!タッチパネルを英語モードで操作するだけで、わずか数分でも日本にいながら海外生活体験ができるのがいいところだなと感じています。
子どもに英語で操作してもらおう!
子どもってタッチパネル操作が好きですよね!スマホやタブレットなどでタッチパネル操作に慣れ親しんでいるお子さまも多いのではないでしょうか。
プリンターのないわが家は、ときどきコンビニでコピーや写真印刷をするのですが、その際はいつも息子たちに英語モードで操作してもらっています。
例えば、白黒の選択は白反転のボタンにwhite、黒反転のボタンにBlackと書いてあり、視覚的にも簡単な操作です。無事にプリントが出てきたら「僕がやったんだ!」と子どもの誇らしげな様子に、「英語でもできたね、簡単だったね!」と心理的ハードルを下げる言葉がけをすかさず添えて、こちらの任務は完了です。
街中での英語利用例(1)英語でICカードのチャージをしよう!
操作を間違えたら「中止(Cancel)」ボタンで戻れますし、残高確認(Balance history)や領収書(Print)の発行ボタンなど、少し余裕が出てきたら押してみると、「なるほどそういうことか!」という発見があると思います。
タッチパネルの操作を英語でやりはじめて得た学びのひとつが、「全部読む必要はない」こと。これはTOEICテストなどでも同様ですが、英語表示であっても必要な情報だけ読み取る力、分からない単語があっても動じない力が培われると思います。
似たようなタッチパネルの操作としては、前述のコピー機、ロッカーに荷物を預けるとき、デパートのポイント発券機などがオススメです。空いている時は、銀行のATMなども恰好の勉強の場ですよ!
街中での英語利用例(2)レストランで英語で注文してみよう!
次におすすめなのは、タブレット端末で注文する形態をとっている飲食店での注文です。
上の写真は浅草の天丼店にて。注文はすべてがタッチパネルでした。「天丼を注文する」と思うと、天丼って英語でなんて言うんだろう……と食材の英語が分かるかどうか不安になりますが、たいていのお店では写真つきなので、問題ありません。
注文画面を見ながら「税込みはincluding taxという言い方をするのか、車エビはKuruma prawnで桜エビはSakura shrimpなのか、へぇ~」と学ぶのも楽しい時間です(ちなみに、同じエビなのに……と思い調べたことで、この日はじめて「エビ」はサイズによって Lobster > Prawn > Shrimpと使い分けることを学びました!)。
他には回転寿司やチェーン店の焼肉屋なども英語モードつきのタッチパネルを導入されているお店があります。海外のお客さんの多い地域などは、いろいろな飲食店で利用可能かもしれませんね。
息子たちも「Order」や「Next」などは、ここで覚えたようです。これはこういう意味よ!とわざわざ解説はしていませんが、「Next押して次のメニューにして~」とか、「よし、これで注文しよう。Order押してください!」といったやり取りをしています。
家での英語利用例:アプリやカメラを英語モードで使おう
こんな風な日常の暮らしを英語に変えて、海外に行ったときの練習になるものとして、デジタルデバイスの英語モードの利用もおすすめです。
例えば、「スマホの言語を英語にする」、何かをダウンロードするときに「English」を選択してみることです。筆者のおすすめは、スマホのアプリをひとつだけ英語にすること。スマホ全体を最初から英語モードにすると、慣れない時はストレスになりますが、ひとつだけならストレスフリーですよ。
ちなみに、筆者はインスタグラムと一眼レフカメラだけ英語モードで使用しています。普段決まった操作で使うことがほとんどなので、特に問題なく使えています。
お子さまが使うタブレット端末をお持ちの方も、表示を英語にしておけば、子どもはすぐ覚えてしまうものです。アイコンとして「Start」や「Go」、「Stop」など、息子たちも教えなくとも覚えており、街中で出てくると「あ、これ知ってるー!」と伝えてくることもあります。
応用編!英語でネットショッピングにチャレンジしてみる!
英語の絵本や海外製品のオモチャを買いたい!というときに、海外の販売サイトで直接英語で注文してみるというのもひとつの手です。
例えば筆者は、英語の本を買う際、アマゾングローバルとアマゾンジャパンを比較して安い方から購入しています。日本に流通している本はアマゾンジャパンの方が安いですが、そうでもない本は送料を入れても直取引の方が安い場合も!
最初、アマゾングローバルは英語取引が少し心配だったのですが、仕様は日本語サイトと同様で、支払いも日本円を選択OK。ストレスなくオーダーできました。
他にも、友人がアメリカのお土産で買ってきてくれたチョコレートがとても気に入り、直接取り寄せてみたこともありました。そのときは、チョコより輸送費の方が高かったですが(笑)まぁ勉強代だ!と思ってやってみました。
海外メーカーの子ども服やおもちゃ・雑貨なども、日本代理店より安く買えることもあるようです。機会があれば親子で一緒にお試しください。
日常にちょこっと英語を取り入れて、使える英語を身につけよう!
私がはじめて英語でタッチパネルを使ったのは、銀行のATMの操作でした。最初は本当にドキドキ……でも日本語表示とアイコンの場所は同じなので、きっと大丈夫だろう、えいやーっという感じで、”withdraw”(引き出し)や”deposit”(振込)をしたことを覚えています。
その数分間はものすごく緊張するのですが(笑)、単語帳で覚えるよりもよっぽど頭に入りましたし、海外に暮らす擬似体験ができたように感じました。
また、金融機関によって英語モードがあるところ、4カ国語表示ができるところ、英語にしたとたんメニューが一気に減る機械など、各社の国際化への取り組みも垣間見えて面白かったです。
ぜひお子さまとご一緒に!こうやって少しずついろいろなシーンの英語が使えるようになると、英語への抵抗感も薄れてくるのではと思います。
最初は冷や汗ものかもしれませんが、習うより慣れろ!です。コピー機などは1回10円なので、気軽に試せますよ。