ジメジメとした梅雨は大人にとっては憂鬱な季節ですが、子どもには興味の対象になることも。「どうして梅雨には雨がいっぱい降るの?」「どうして梅雨っていうの?」と聞かれたときに、どう説明できるでしょうか。梅雨に関する疑問を、子どもにもわかりやすいように解説します。
梅雨にはどうして雨がたくさん降るの?
子どもに説明するときには、「高気圧」「上昇気流」をわかりやすく言い換えてあげましょう。たとえば「春のところへ夏がやってきて、戦いをすると雲ができる。戦いがなかなか終わらないと雲も増えて、たくさん雨が降るんだよ」のように説明してみましょう。
北海道には梅雨がないって本当?
ただし、ときには北海道まで梅雨前線がやってきて、雨が降り続くこともあります。太平洋高気圧が強かったり、オホーツク海高気圧が弱かったりした場合に、7~10日ほど天気が崩れる現象です。これは「えぞ梅雨」と呼ばれています。
「梅雨入り」の時期はどうやって決まるの?
前日・当日の天気とその後1週間の予報を見て、雨や曇りの日が多くなる頃が梅雨入りの目安です。ちなみに2018年は関東甲信で6月6日頃、2017年で6月7日頃、2016年は6月5日頃が梅雨入りとなりました。例年6月上旬頃と考えておきましょう。
「梅雨明け」はいつ頃?
判断できなかったり後日で撤回したりして、特定できない年もしばしば。2018年は関東甲信で6月29日頃、2017年で7月6日頃、2016年は7月29日頃でした。
どうして「梅雨」と呼ばれるの?
もうひとつは、「梅の実が熟す頃の雨」から来ているとする説。あるいは「くさる」を意味する「潰える(ついえる)」が変化して、「つゆ」と呼ぶようになったという話もあります。