2016年4月21日 公開

二十四節気で四季よりもっと素敵な「暦育児」をしてみよう

四季は春夏秋冬のたった4つ。しかし日本には二十四節気(にじゅうしせっき)という考え方があります。この二十四節気を使えば、もっと素敵な季節感を育むことができるのです。情操教育に「暦育児」を取り入れるなら、二十四節気もぜひ取り入れてみてくださいね。

1年間を24等分にした二十四節気

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二十四節気は読んで字のごとく、1年間を24等分にしたものです。

二十四節気の1年間は、春の始まりである「立春」から始まり、冬の終わりである「大寒」で終わります。

なかなか数が多いので、覚えるというよりも感覚で理解するための手助けのツールとして知っておくと良いと思います。

二十四節気で「暦育児」をより豊かに

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花見の旬は二十四節気でいう「春分(3月21日~4月4日ごろ)」にあたります。

「お花見してみたい!」と子どもに言われたとき、「お花見行きたいね。今度の土日に行けると良いね。」と言うよりも、「春分がお花見に最適なんだよ。春分っていうのは、(カレンダーを見せながら)この頃なの。だから、今度の土日は旬の時期だね。」という表現ができたらとっても素敵ですよね。

二十四節気の中でも有名な「春分」「夏至」「秋分」「冬至」の4つは、ぜひ実体験と連動させた「暦育児」に活用してみてくださいね。

そもそも二十四節気は中国でできたもの?

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日本で二十四節気を取り入れたのは、江戸時代の話です。発祥は日本ではなく、中国と言われています。

中国ではもともと太陰暦を暦として採用していたのですが、太陰暦は月の動きで暦を認識するので、農業には不向きだったのです。そこで二十四節気を作り、四季を把握して農業を行うようにしたそうです。
このようにして中国で作られたものなので、二十四節気の中には時期が日本に合っていないこともあります。

例えば「芒種(6月6日~21日ごろ)」は顕著にズレが現れています。
芒種は農作業の種まきをする時期を指すのですが、日本の田植えは5月ごろが最も多くなっています。(ただし西日本のほうであれば、6月に田植えの時期がくることもあります。)

このように二十四節気は中国が発祥なので、時期によっては1ヶ月ほどのズレがあることもあるのです。

七十二候は日本の自然をとらえたもの

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二十四節気の下には、より細分化された七十二候(しちじゅうにこう)という季節の表し方があります。
これは二十四節気を3つずつに分割したもので、例えば「立春」の時期は「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」「魚上氷(うおこおりをいずる)」という3つに分かれています。

二十四節気は1時期あたり15日程度なので、七十二候では1時期あたり5日程度となっています。

この七十二候も中国発祥ですが、日本では「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」と呼ぶ時期を、中国では「蟄虫始振」と呼びます。このように七十二候は中国の名称をそのまま使っているとは限らないので、より日本に合ったものとなっています。

七十二候では気候や生き物などに焦点を当てた名称がついているので季節感がより伝わりやすく表現できるのです。

「二十四節気のえほん」でより詳しく

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タイトル : 二十四節気のえほん
監修 : 松村 賢治
文  : 西田 めい ほか
絵  : 羽尻 利門

詳しく二十四節気を理解するなら、『二十四節気のえほん』をおすすめします。日本の行事や気候をとらえながら、二十四節気を絵本で楽しく勉強できますよ。

素敵育児に「暦育児」を

日本の自然と連動した「暦育児」をすれば、子どもの表現力がより豊かになります。その手助けとなるのが、二十四節気。全てを覚えようとするのではなく、より四季への理解が深まりそうなものだけ取り入れてみてくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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にいな にいな  元気いっぱいな息子と旦那と日々楽しく過ごしてます!