2018年04月07日 公開

【じゃんけんの覚え方】簡単!視覚と触覚で覚えよう♪

簡単に遊べるじゃんけんですが、小さいお子さまがルールを理解するのには時間がかかるときも。そんなときは、視覚と触覚を使った方法でイメージをつかませてあげましょう。じゃんけんの楽しい教え方をご案内します。

簡単に遊べるじゃんけんですが、小さいお子さまがルールを理解するのには時間がかかるときも。そんなときは、視覚と触覚を使った方法でイメージをつかませてあげましょう。じゃんけんの楽しい教え方をご案内します。

方法1 実物を使って手の形と結びつける

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用意するものは、グー・チョキ・パーの実物である「石・ハサミ・紙」です。

ちなみに、じゃんけんは日本発祥の手遊びですが、世界中で親しまれています。英語では”Rock, Paper, Scissors ”と呼ばれているので、石・紙・ハサミ同士の勝負であることがイメージしやすいかもしれません。

【グーとチョキ】

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ハサミの刃が傷つかない程度の力で、石を挟んでみせます。
「ハサミじゃ、石は切れないね。石の勝ち!(ハサミの負け)」などど、声かけしてみましょう。

【チョキとパー】

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子ども用のハサミで紙を切らせます(手を切らないように気をつけてくださいね)。
「チョキチョキ切れるね!ハサミ強い」「あらら、紙は切られちゃったね。負けだー」と声をかけます。

【パーとグー】

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「紙でクシャクシャ包まれちゃった。ほら、石が見えなくなったよ!」
実物を見て実感できるので、小さいお子さまでも何が勝ちで何が負けなのか、納得しやすいです。

方法2 触覚で覚える

用意するものは、手だけです。

ゆっくりじゃんけんの手を出したあと、勝ったほうの手が、負けた方の手に触れます。

そのとき、グーとパーならば、パーの手でグーをパッと包み込みます。ちょっと大袈裟なくらいが、子どもが喜びますよ!

同じように、パーとチョキなら、チョキの手をチョキチョキ動かしながら、パーを切る真似をします。

チョキとグーは、グーをチョキの指の間に押し込んで、チョキが歯が立たないようすを実感させます。

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例:グーとパー

「じゃんけんぽん!」

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パーの手を、グーの手の上にかぶせて、キュッと包み込みます。

「パーの勝ち!」
「パーはグーを隠せるよ」
「紙は石を包めるから、勝ち!」
のように、お子さまにわかりやすい一言を加えて、勝ち負けのルールを明確に伝えても良いですね。

テンポが良い手遊び歌で、ルールに慣れよう

じゃんけんに使う「グー・チョキ・パー」の、手の動きに慣れてきたら、実際にゆっくりじゃんけんをして遊んでみます。

普通にじゃんけんをするのも楽しいのですが、子どもが幼いうちは、勝った・負けたというイメージをつかむのが難しい場合もあるかもしれません。

そういうときは、「おちゃらかほい」という手遊び歌で、勝った・負けた・あいこのルールを、テンポよく楽しみながら覚えてみましょう。動画ではテンポの速い歌ですが、小さいお子さまと練習するときはゆっくり歌ったり工夫してみてください。

最初はパパママがする動きを真似して、同じ動きをしてしまうかもしれません。あいこは勝ち負けがわかれていない動きなので、お子さまも「ちょっとちょっと!」と混乱するかもしれませんが、気にしなくて大丈夫。だんだん慣れてくれば、理解できるようになりますよ!

【手遊び歌】おちゃらかほい

焦らずゆっくり慣れていこう

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3歳くらいまでは、グー・チョキ・パーの手の形を作るだけでも精一杯!チョキのはずが指を3本出したり、1本出したりして、つい笑ってしまうようなかわいいい場面もあるかもしれません。

指先を使う動きは、子どもにとって大切な発達につながります。親子で一緒に楽しみながら、慣れていってくださいね。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

いしこがわ理恵
いしこがわ理恵

在英12年目ハンドメイド好きの2児の母。武蔵野美術大学卒業。現在は教育に携わる仕事の他に、日本にルーツのある子どもたちを対象とした日本語子ども会活動・児童文庫活動も行っています。興味の範囲が幅広いので、常にいろいろな方向にアンテナをはりつつ情報収集が日課です。ハッピー子育てに役立つ情報をみなさまにお届けできれば嬉しいです。Instagram @rie.ishikogawa