たとえば生まれたての赤ちゃんは色をうまく認識できず、視点も合わせられません。視認・追視できるようになるのは2～3カ月頃が目安です。さらに成長していくことで触りたがったり、色や形がわかるようになったりします。

このため、赤ちゃんがまだ小さい頃は色や形がはっきりとして見やすいモビールを。生後2カ月を過ぎてから動きや形が特徴的なモビールを選ぶのがおすすめです。

・優しく揺れる動きは目で追いやすく、視覚を鍛えてくれる
・色や形、素材に興味を持ち、好奇心が育つ
・次の動きを予測しようと想像力を働かせる
・見つめるうちに集中力が育まれる

赤ちゃんは1日の大半を寝て過ごします。ただ天井を眺めるより、目線の先にモビールを吊り下げておくだけで知育になるなら、ぜひ取り入れてあげたいですね。

モビールの本家であるデンマーク製、ボール紙で作られたツバメのモビールです。風でくるくる、ひらひらとよく回って動いてくれるので、お子さまもくぎ付けになってくれるはず。白黒のはっきりとした色合いは、月齢の小さなお子さまでも視認しやすくなっています。

こちらもツバメのモビールに引き続き、デンマークのフレンステッドモビール社製。色鮮やかなたくさんの気球が吊り下げられています。色がわかりだした生後2～3カ月頃のお子さまにおすすめです。くるくると回ったり上下に動いたりと、見ているだけで楽しくなります。

木製のモビールです。10色の色鮮やかなボールを回転させたり、手に取って遊んだり眺めたりと長く使うことができます。別売りですが、別途取り付けるための棒も販売されています。

IKEAの布製のモビールです。かわいくて色鮮やかな昆虫や花に、お子さまの視点が合いやすくなっています。全体的にやわらかい布製で重量も軽いので、万が一落ちてきたときも安心です。

紙製なのに立体感があって目を引くデザインです。はっきりとした色合いが鮮やかなので赤ちゃんの目にも止まりやすく、お部屋のイメージも明るくしてくれる人気シリーズ。トレイン以外にもテントウムシ、バク、ペンギン、ロケットなどがあります。

ただし、ここで注意したいのが吊り下げる位置です。顔の前に飾ろうとすると、万が一落下してきた場合にケガをすることもあります。そうならないためにも、取り付け位置は「顔の上ではなく足元くらい」がおすすめです。赤ちゃんの見えやすいところに、落ちないようしっかり設置しましょう。

寝かしつけに使えるほか、お部屋のインテリアにもなる優秀なツールですので、有効に使ってみてはいかがでしょうか。