二十四節気のうち7月7日から21日頃までを指す「小暑」(しょうしょ)。漢字からイメージして、「なんとなく暑い時期かな〜」と想像できても、言葉の意味までは分からないという方も少なくないはず。そこで今回は、小暑の天気の特徴や旬を迎える食材や草花などについてご紹介します。
そもそも「小暑」とは?
二十四節気とは、太陽の通る道筋を24等分したものです。
小暑以外にも、夏至や秋分などがよく聞く二十四節気だと思います。
中国が発祥で、中国の気候に基づいて決定されているため、日本の気候とは多少ずれが生じる場合もあります。なお、小暑は二十四節気の中でも11番目に数えられます。
小暑の時期は?天気の特徴は?
ですので、天気予報などで「小暑」という言葉を聞いたら、「そろそろ本格的に暑くなるんだな〜」と思ってください。
それ以外にも、セミが鳴き始めたら小暑に入る合図です。
日にちとしては、小暑は7月7日ごろを指します。
七十二候で考えると7月20日ごろまでが小暑にあたります。
小暑の時期の旬の花や植物は?
景観植物として用いられ、公園の池やお寺などでもよく見ますよね?
早朝から咲き始め7時〜9時頃にきれいな花を咲かせます。
お子さまと一緒に蓮鑑賞に出かける際は、朝の早い時間に行くことをおすすめします。
そして、みなさんもよくご存知の「朝顔」も小暑の時期に旬を迎えます。
朝顔の花言葉は「愛情」「愛情の絆」「はかない恋」など。
7月7日の七夕を色濃く連想させる言葉ばかりですね。
その他にも河原撫子などが旬を迎えます。
小暑の時期に旬を迎える食べものについて
鰻は万葉時代から薬代わりとして食されてきました。
疲労回復はもちろん、視力回復や皮膚、髪、痛めた喉に潤いを与える効果があると言われています。
小暑の頃に行われる行事は?
七夕
まさに七夕ですね。
お子さまと一緒に願いごとを書いて笹に飾り付けましょう。
お中元(暑中お見舞い)
【小暑】七十二候について
初候:温風至(あつかぜいたる)
次候:蓮始開(はすはじめてひらく)
末候:鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)
小暑にちなんだおすすめ書籍をご紹介!
著者 :(著)根本 浩 ,(絵)小林 絵里子
出版社 :汐文社
季節感を重んじて暮らしの中に取り入れるのが日本人の心ですよね。
それに関連した書籍も発売されています。
その中でも小暑について詳しく紹介されているのが『はじめてふれる日本の二十四節気・七十二候(2)夏 蚕起きて桑を買う』です。
ぜひお手に取ってみてくださいね。
日々の何気ない会話に取り入れてみては?
この記事を参考に、お子さまに「今日は七夕だけど、小暑でもあるんだよ〜」と話しかけてみてください。