2017年4月5日 公開

絵本を使ったアクティブ・ラーニングを自宅で始めてみませんか?

最近、なにかと耳にすることが多いアクティブ・ラーニング。この言葉の意味を知っていますか? 実は今、話題の教育法です。物事に対して主体的に取り組み、より深く学べるようになるという学習法を、親子で絵本を読む時間を使ってやってみませんか?

アクティブ・ラーニングってなに?

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アクティブ・ラーニングとは課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ授業スタイルのことをさします。2017年に公表された学習指導要領の改定案では「主体的・対話的で深い学び」として、アクティブ・ラーニングが取り入れられています。
「え、学校の話? うちはまだ小さいから関係ないかも」と思ったママ、6年はあっという間。いまのうちから、自宅でアクティブ・ラーニングを取り入れてみませんか?
その前に、小学校をはじめ学校教育の場でどのように取り組まれているのか、簡単にお話します。

小学校の授業はどう変わるの?

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woodleywonderworks/CC BY 2.0
これまでの学校教育は座学といい、先生が話す話を生徒が聞くというスタイルが一般的でした。これに対してアクティブ・ラーニングを取り入れた授業というのは、先生が質問し、それに対して生徒が意見をいい、それに先生が答えて、という双方向のやりとりのある授業スタイルとなります。そのなかには、書いて、話して、発表してという活動も入ってきます。

アクティブ・ラーニングを身につけるとなにが変わるの?

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アクティブ・ラーニングを取り入れた授業を行うと、自然と自分で考えたり、発言する機会が多くなります。それによって思考力、判断力、表現力、主体性、多様性、協働性が身につきます。これらは21世紀の社会を生き抜くために必要になる力といわれています。
そんないいことがあるなら、小さいうちから学ばせたいと思うママもいっぱいいるかもしれません。

自宅でできるアクティブ・ラーニングとは?

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nedradio/CC BY 2.0
アクティブ・ラーニングを身につける活動は、実は、自宅でもできます。それもとっても簡単に! 子どもが小さいと絵本を読む機会はいっぱいありますよね。その絵本を使うのです。どういうことかというと、ママが絵本を読む。ただ読むだけじゃなくて、一言ずつ、子どもに問いかけるように読むのです。

絵本は感情を入れずに読んだほうがいい?

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よく絵本の読み聞かせをするときは「子どもの想像力が育つように感情を込めずに読んだ方がいい」という話を聞きます。それも読み方の1つですが、アクティブ・ラーニングではその逆。たっぷりと感情を込めて読んであげるのです。問いかけるといったほうがいいかもしれません。

絵本を使ったアクティブ・ラーニングってどうやってやるの?

たとえば、「これなあに?」と一言読むたびに、子どもは大喜びして、「りんご!」「赤い丸!」「昨日食べたやつ!」など、いろんな言葉を返してくれます。
それを聞いて、また次の言葉を投げかけるのです。
これを繰り返すと、子どもたちはいつも以上に絵本の世界に入り込み、驚いたり、大笑いしたり、時には涙を流したりすることも。どんどん感情を豊かに表現できるようになるのです。
興味を持ち、自ら考え、答えをだす。これを繰り返すことで「主体的・対話的で深い学び」へとつながっていくのです。ここでおすすめの1冊をご紹介します。

アクティブ・ラーニングに最適!『よわむしモンスターズ』

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タイトル:よわむしモンスターズ
著者:のぶみ(作)/NHKエデュケーショナル(制作協力)
出版社:講談社

『よわむしモンスターズ』。NHKの『おかあさんといっしょ』のショートコーナーから生まれた参加型絵本。モンスターを倒すために、子どもたちに呼びかけます。拍手をしたり、くしゃみのマネをしたり、足踏みしたりすると、モンスターが……! 言葉の意味が少しくわかりかけてきた0歳、1歳の子も大喜びの絵本です。実際にどんな読み方をするのか簡単にお知らせします。

絵本はどんなふうに読んだらいいの?

「たいへん、よわむしモンスターズがやってきた! たすけてくれる人手をあげて!」と呼びかけると、「はーい!」。子どもは思わずお返事をしちゃいます!「こいつは、はくしゅん。はくしゅによわいの やってみて」というと、子どもたちがパチパチパチと拍手。身近な動作でモンスターをやっつけちゃおう。お話を聞くだけじゃなく、耳から聞いた言葉を、体を使って表現するため、子どもたちも大盛り上がり! 
「なーんだ。こんなこといつもやっている」と思ったママもいるかもしれませんね。実は、ママたちは自然とできているのです。それを今よりもちょっとだけ意識するだけで、子どもたちの学びの姿勢はどんどん深くなるのです。
乳幼児期に培ったこの学びの姿勢は、小学生以降もずっと続いてきます。学校の授業でも積極的に発言し、わからないことは本を使って調べたり、友達と話をしていろんな考えを学んだり――。自分の意見をしっかり持ったうえで、友達の意見にも耳を傾けられる。そんなしっかりした子どもに成長していくのです。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

間野由利子 間野由利子  いたずら盛りの4児のママ。都内在住。絵本を読むこと、写真を撮ること、子どもの作った作品をみることが大好きです。