2018年02月06日 公開

保育園の入園準備に必要な物と選び方|手作りもできる!

保育園入園は子どもだけでなく、パパママにとっても大きな転換期です。スムーズに乗り切るため、入園準備は余裕を持って済ませたいもの。なかには手作りを指定されるものもあるため、早めにチェックしておきましょう。保育園で必要になるアイテムと、その選び方をご紹介します。

保育園入園は子どもだけでなく、パパママにとっても大きな転換期です。スムーズに乗り切るため、入園準備は余裕を持って済ませたいもの。なかには手作りを指定されるものもあるため、早めにチェックしておきましょう。保育園で必要になるアイテムと、その選び方をご紹介します。

入園が決まったら準備品をそろえよう

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4月入園希望の場合、多くの市区町村では11月に申請を出すことになります。実際に入園できるか否かがわかるのは、翌年1月下旬~3月上旬。入園準備ができる時間は思いのほか短いことがわかります。

持ち物すべての名前つけ・手作りの通園バッグなど、手間がかかることも少なくありません。入園が決まり次第すぐに準備品をそろえはじめましょう。

お昼寝布団

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お昼寝用の敷布団としておすすめのサイズは横60~70cm、縦120~130cm。園から特別指定がない限りは、このくらいを目安にしましょう。1~5歳まで長く使えます。

また、新陳代謝が活発で汗をたくさんかく乳幼児の布団は、カビ・ダニの温床になりがち。綿・ポリエステル素材で丸洗いできるものなら衛生的に使えます。敷布団カバーは吸水性が良い綿素材を選びましょう。

保育園では慣れてきたら「自分で片付ける」ことが基本です。あまりにも厚みのある布団だと、子どもがたたみづらくなってしまうため避けてください。

洋服・着替え

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・着替えやすい洋服
保育園ではシンプルかつ着替えやすい服装が基本。「Tシャツ・カットソーやトレーナー+ウエストゴムのズボン」などが良いでしょう。デザインやカラーで個性を出してあげてください。

素材に関しては、柔らかく伸縮性のある綿がおすすめ。汗を素早く吸収して発散させる性質があるため、活発に遊びまわるお子さまでも快適に過ごせます。

ただしボタン・ファスナーがついた「自分で着替えられない服」は避けること。乳幼児のうちはファスナーによって怪我をすることもあり得ます。

・滑り止めのある靴下
足裏にゴムの凹凸がついた靴下で転倒を予防します。サイズも豊富にあるので、お子さまの足にぴったりと合うものを用意しましょう。

【園のNG服装を確認】
股がスナップになっている下着・スカート・オーバーオールタイプの服・タイツ・フード付の服などには注意。子どもの安全と着替えの効率化のため、こういった服をNGとしている保育園もあります。新生活スタートにあたってかわいい服を着せたくなりますが、まずは入園案内で選び方を確認してみてください。

着替えの必要枚数

保育園に通い始める年齢にもよりますが、最低でも1日2回分の着替えは必要です。0~2歳児の場合だと、おもらし・食べこぼし・泥汚れなどで1日5~6回着替えることも珍しくありません。この年齢に限らず、急な雨に降られるときもあるでしょう。園によっては3回分以上の着替えを毎日準備するケースもあります。

このため、着替えは1枚や2枚では心もとないといえます。着替えの必要枚数は、以下を目安に考えておけば安心でしょう。

・0~2歳(紙オムツをしている時期)
下着・トップス・ボトムス・靴下などフルコーデを5セット

・3~6歳(泥汚れ・汗による着替えが多い時期)
下着・トップス・ボトムス・靴下などフルコーデを3セット

お食事エプロン

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食事・おやつ時に必要な「お食事エプロン」。3~4歳くらいまで使う保育園もあるようです。最低でも1年以上は使うことになるため、清潔に保てることが第一条件。食べ物と湿気でカビが生えやすいので、洗濯機で洗えるものを選びましょう。

・素材
EVA樹脂(エチレン酢酸ビニル) 、ネオプレンなどの合成ゴム素材がおすすめです。撥水性があり洗濯機で洗うこともできます。

・デザイン
食べこぼしキャッチポケットがあるものを選びましょう。キャッチポケット部分が柔らかく、たたみやすいもののほうが、持ち運びに便利でお手入れもしやすいです。

・自分で着脱しやすいもの
子どもの力ではがすことのできるものなら、マジックテープが一番。ただしマジックテープによっては子どもの力では着脱できないものもあります。

通園バッグ

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通園バッグに多いのは手提げカバン・ショルダーバッグ・リュックサックの3タイプ。保育園指定のバッグを購入するほか、園規定のなかで保護者が準備する、保護者が手作りで準備するなど、入手方法は園によって異なります。以下に選び方のポイントをまとめました。

【手提げカバン】
・キルティング素材など、手軽に洗える素材
・上履き、着替え、楽器などの荷物が十分入る大きさ
∟保育園から大きさ(縦・横・持ち手の長さ)について指示があることも多いです。
・持ち手が丈夫で太い
∟持ち手が細いと手が痛くなります。持ち手が太いもの、持ち手部分が別布で補強してあるものが良いでしょう。

【ショルダーバッグ】
・洗える素材(エナメル加工、撥水加工されているもの)
・お弁当など厚みのあるものを入れられるマチがある
・肩紐が太いもの、肩紐中央部分にクッションがあるもの

【リュックサック】
・洗える素材
・容量は15リットル程度(20リットルだと幼児にはかなり大きめ)
・開け口が広く、子どもひとりで開け閉めできるもの
・肩紐が太めでクッション性が高いもの

バスタオル

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お昼寝用のタオルケットとして、バスタオルを使用する場合も多いでしょう。エアコンを完備した施設内での体温調節に、バスタオルはぴったり。素材は綿100%で厚手のものが吸水性・保温性ともに高いです。

サイズは横60~80cm、縦100~130cmくらいがちょうど掛布団として使えます。厚手・大判であるとともに、触り心地の良いタオルを見つけてあげましょう。また、子どもが常に清潔なタオルで寝られるように洗い替えで数枚予備を用意してください。

手作りしやすい入園準備品

クチュール ミシン 指ぬき · Pixabayの無料写真 (112040)

入園する保育園や幼稚園によっては、準備する袋などの寸法が細かく指定されていることがあります。同じサイズを既製品で探すのはなかなか大変。そんなときは自分で手作りしたほうが早いでしょう。

「手作りなんて難しいのでは」と不安に感じるかもしれませんが、ものによっては初心者でも大丈夫。入園準備品のなかでも、手作りに挑戦しやすいアイテムをご紹介します。

おうちにミシンがない場合

普段裁縫をしないという方の場合、ミシン自体を持っていないかもしれません。しかし、小さなきんちゃく袋なら手縫いだけでも作ることができます。

必要な材料は布とヒモだけ。コップやエプロン、おむつ、上履きを入れる袋などは、それほど大きなサイズではないので手縫いでも作りやすいでしょう。お子さまに好きな色や柄の布を選んでもらえば、ずっと大切に使ってくれそうです。

ミシンがある場合

ミシンは持っているものの、使い慣れているわけではいないという方も多いでしょう。ですが、直線縫いさえできれば手作りできるものの幅は一気に広がります。

たとえば着替えの服を入れる袋、通園バッグ(手提げタイプ)、シーツなど。手縫いでは難しいサイズですが、ミシンさえあれば直線縫いだけで作ることができます。巾着タイプのリュックサックも、直線縫いだけで作れる簡単なアイテムです。一見すると難易度が高そうな布団カバーもじつは手作りできるため、時間に余裕がある方は挑戦してみてください。

なおお子さまの入園を機に、ミシンを買うべきか迷っている家庭もあるかもしれません。しかし、ミシンの価格は安くないもの。普段から裁縫をするわけでもない限り、ちょっとしたものは手縫いで、あとは既製品を購入するかオーダーメイドで十分でしょう。改めて購入する必要はないと言えます。

入園準備品への名前の入れ方

フェルトペン 色鉛筆 クレヨン · Pixabayの無料写真 (112047)

入園準備で大変なことのひとつに「記名」があります。保育園では通常、持ち物すべてに名前を入れることが求められます。それだけでも手のかかる作業ですが、ただ名前を入れれば良いというわけでもありません。「わかりやすい場所に」「洗濯しても取れないように」など、考慮しなければならないこともあります。

そこで保育園の主な入園準備品を例に、おすすめの名前の入れ方をあげてみましょう。

簡単にすませたいときは「スタンプ」

ハンカチや肌着、バッグなどの布製品に名前を入れたいときは、スタンプがおすすめです。既製品を探すか、あるいはオーダーメイドでお子さまの名前のスタンプを作ってもらい、洗濯でとれにくい布用インクパッドを使ってポンポンおすだけ。おむつの記名にも重宝します。

スタンプのサイズは数種類セットになっているものを購入すると、アイテムに合わせて使えるので便利です。

かわいく記名するなら「お名前シール」

手軽でかわいく記名するなら「お名前シール」。大小さまざまなサイズが選べて、デザインも豊富です。最初から名前がプリントしてあるものなら、一つひとつに記名する手間を省けます。特にクレヨンなどの小さくて記名しにくいアイテムにはぴったりです。

コップやお弁当箱、傘など水に触れるものに使うシールは、防水・耐水加工されたものを選びましょう。アイロンの熱で貼り付ける「アイロンシール」タイプは、洋服の記名に便利。洗濯してもはがれにくくおすすめです。

しっかりつけて簡単に外せる「ネームタグ」

スナップボタンや縫い付けて使う「ネームタグ」。おさがりで使いまわす可能性のあるものや、アイテムに直接書いたり貼ったりすることを避けたいときに活用しましょう。たとえばトップスなら、もともと服についている首元のタグに通して留めておき、不要になったらネームタグ部分だけ切り離せます。

子どもと一緒に楽しく入園準備

園から指定された多くの準備品を用意するのは、パパママにとっても大変なこと。アイテム選びに迷ったときは、洋服・通園カバン・タオルなどに子どもの意見を取り入れてみるのはいかがでしょうか。

はじめてパパママから離れる保育園生活も、自分で選んだお気に入りグッズがあれば元気にスタートを切れそうです。時間に余裕を持って、親子で楽しく入園準備を進めてみてください。

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この記事のライター

AOTANAOAO
AOTANAOAO

2015年よりライターと鞄・アパレル雑貨メーカーのWEBモデルの仕事をしています。Chiik!!では幼稚園入試、英語学童、インターナショナルスクール、親子で作れる知育玩具などの記事を執筆。 教育・健康・レジャー・ファッションなど、「日常生活がより豊かに楽しく送れる」ような情報記事を書いております。