2016年12月20日 公開

家族みんなで楽しめる!埼玉県立「川の博物館」かわはくへ行こう

埼玉県にある県立「川の博物館」をご存じですか?都内から日帰りで行くことができます。パパママ、男の子、女の子も楽しめる「川の博物館」。見どころや小さなお子さまにおすすめのスポット、レストラン、夏期に楽しめる水遊びなどについてご紹介します。

埼玉県にある県立「川の博物館」をご存じですか?都内から日帰りで行くことができます。パパママ、男の子、女の子も楽しめる「川の博物館」。見どころや小さなお子さまにおすすめのスポット、レストラン、夏期に楽しめる水遊びなどについてご紹介します。

川の博物館は楽しく学べる体験型博物館

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荒川は「埼玉の母なる川」と呼ばれています。埼玉県が荒川の調査を行ったところ、収集された膨大な資料を公開する博物館をつくりたいとの声があがり、平成9年に「さいたま川の博物館」が作られました。
平成18年からは県立博物館の再編にともない、「埼玉県立川の博物館」となり、長瀞(ながとろ)町にある「埼玉県立自然の博物館」と一体となった「埼玉県立自然と川の博物館」となりました。
館の目的は、荒川を中心とする河川と人々の暮らしとの関わりを、体験しながら理解してもらうことです。楽しみながら学べる体験型博物館として、川を知り、体感できる博物館です。

【所在地】
埼玉県大里郡寄居町小園39
【営業日・時間】
通常期 午前9:00~午後5:00(入館は閉館30分前まで)
【定休日】
月曜日(祝日・振替休日・県民の日・7/1~8/31は開館)
年末年始(12/29~1/3)
【アクセス情報】
秩父鉄道小前田駅・永田駅 予約制の深谷市コミュニティバス15分
東武東上線鉢形駅 徒歩20分
秩父鉄道・東武鉄道・JR八高線寄居駅 タクシー7分
関越自動車道花園I.C 車8分

3つのシンボルはどれも日本最大級

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川の博物館には3つのシンボルがあり、3つとも日本最大級のスケールを誇ります。
まず1つ目は大水車です。ヒノキの樹で作られた水輪の直径は23mもあります。
2つ目は「荒川大模型173」です。屋外の精密地形模型としては日本一の大きさを誇ります。荒川本流に沿った地形を、1,000分の1に精密に縮小した模型です。「173」は一級河川である荒川の長さが173kmであることからつけられました。
3つ目は日本画の美術陶板です。屋外に展示した日本画の大型美術陶板としては日本一の大きさです。本館外壁に日本画家、川合玉堂の作品で重要文化財に指定されている名作「行く春」を長さ21m、高さ5mの大陶板画(信楽焼)にして展示してあります。大正2年、長瀞、寄居方面を訪れた玉堂が、荒川に浮かぶ船車(ふなぐるま)をモチーフに描いた傑作です。

小さなお子さまが大好きな噴水広場

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噴水広場には水のアートを楽しめる3種類の噴水があり、お子さまは大はしゃぎすること間違いなしです。
また、鍵盤を踏むとピアノの音が鳴り、噴水が上がる「音楽噴水」もあり、和音や簡単な曲を演奏することができますよ。音楽噴水の横には、「たきたき島」と「ちゃぷちゃぷ島」が設置され、夏期には水に親しめる施設として利用することができます。

レストハウスとアドベンチャーシアター

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レストハウスには休憩ホールとレストランがあります。収容人数120名の休憩ホールには自動販売機が設置されており、休憩がてら食事も可能です。
レストランは客席数90席で、大水車を眺めながら食事をとることができます。さまざまなメニューがあり、お子さまランチもあるので子連れでのランチも楽しめます。
アドベンチャーシアターは大画面に連動して座席が動くバーチャルシアターです。かわせみ号に乗って、川面から、空からスリリングに荒川を川下りする疑似体験を楽しむことができます。対象年齢は4歳以上です。

夏はウォーターアスレチックで水遊び

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荒川わくわくランドは、オリジナル遊具で水の科学的性質や利水、治水の学習ができるウォーターアスレチック施設で、夏の間はご家族に大人気です。ちなみにプールではなく、洋服を着たまま水の性質を学ぶ体験型施設です。大きなビート板に乗る、スイスイアメンボなどを楽しめます。春から秋まで開園しており、冬季は利用できません。

荒川わくわくランド(概要)
利用料金高校生以上 210円 中学生以下 100円
対象年齢4歳以上
開園期間春分の日~11月中旬まで(冬季は閉園)
開園時間9:00〜16:50(入園は16:20まで)
*雨天閉園

楽しみながら川や水のありがたみを知ろう

博物館を回りながら、「水がないと私たちは生きていけないんだよ。川や水があるって、ありがたいね。」とパパママがお話しされたら、お子さまも納得するかもしれません。水道水の出しっぱなしや水の無駄遣いがなくなると嬉しいですね。

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この記事のライター