2017年12月10日 公開

お子さまと一緒に羽子板市に出かけよう

お正月の定番アイテムといえば羽子板ですが、皆さんは羽子板を飾る意味や種類についてご存じでしょうか。また、年末には浅草寺の年中行事として恒例の羽子板市が開催されます。この記事では、羽子板の意味や種類、羽子板市についてご紹介します。

お正月の定番アイテムといえば羽子板ですが、皆さんは羽子板を飾る意味や種類についてご存じでしょうか。また、年末には浅草寺の年中行事として恒例の羽子板市が開催されます。この記事では、羽子板の意味や種類、羽子板市についてご紹介します。

1.羽子板を飾る意味

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羽子板といえば、お正月遊びの定番である羽根つきに使われる道具です。しかし、羽子板には単に遊び道具というだけでなく、子どものお守りという意味もあります。

羽根つきは江戸時代から女の子の遊びとして広まっており、邪気をはねのけて、健やかに育つようにという願いが込められているそうです。

また、羽子板でつく羽の付いた玉は、むくろじという木の実(種)。むくろじは漢字で「無患子」と書き、「子どもが患うことの無いように」ということから、お守りとしても大切にされています。

2.羽子板市ってどんなもの?

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羽子板市とは、年末に開催される羽子板の販売市のことです。師走の風物詩として有名な浅草寺の羽子板市は、もともと正月用品などを売る「歳の市」としてはじまりました。それが江戸時代末期から明治時代中期には羽子板を売る店が多くなり、羽子板市となったのです。

羽子板市で販売されているのは、羽根つきに使うような羽子板だけではありません。お子さまの無病息災を祈願して飾るための雅なものや、社会風刺や時事ネタを盛り込んだ変わり羽子板など、さまざまです。見て回るだけでも楽しめるでしょう。

3.羽子板の種類と選び方は?

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制作工程(押絵・木目込)

型紙と綿、布地で細かいパーツを作り、それをパズルのように組み合わせて絵柄を作るのが押絵タイプ。姿をかたどった土台(現在では発泡スチロールが多い)に布を貼り込んで絵柄を作るのが木目込タイプです。

手間がかかるぶん押絵のほうが価格は高くなりますが、仕上がりが非常に豪華で美しいので、一生の記念にもおすすめです。

形状(標準・振袖)

立体的ながら、羽子板の形にすっぽり収まるように絵柄が作られているのが標準型。一方、振袖の裾が羽子板からはみ出し、大きく広がっているのが振袖型です。

振袖型のほうが華やかですが、パーツが多いため高価になります。

サイズなど

マンションにお住まいの方にもぴったりの小さめサイズもあれば、迫力のある大ぶりなものもあります。また、飾る際にはケースに入れることが多いので、その大きさも考慮して選ぶとよいでしょう。

また、お顔の仕上げが手書きか印刷かといった面相の違いや、衣装の原材料の違いなどもあります。予算と相談しながら、お気に入りを見つけられるといいですね。

4.浅草寺の羽子板市、日程とアクセスは?

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羽子板市として有名なのは、浅草寺で毎年開催される歳の市です。2017年は12月17日から19日にかけて開催されます。開催場所は、浅草寺境内。電車でのアクセスも良いので、近くにお住まいの方は、ぜひお子さまと一緒に出かけてみてはいかがでしょうか。

【開催期間】
2017年12月17日~19日

【開催時間】
午前9:00~午後10:00(最終日は午後9:00まで)

【開催場所】
浅草寺
東京都台東区浅草2-3-1

【アクセス】
東京メトロ銀座線、東武スカイツリーライン、つくばエクスプレスほか浅草駅 徒歩5分

羽子板市に行ってみよう

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お正月遊びの定番、羽根つき。その道具である羽子板は、お子さまの無病息災を願うお守りでもあります。羽子板には大きさや作り方などさまざまな種類がありますから、羽子板市でお子さまのための羽子板を探してみてはいかがでしょうか。

お子さまと一緒に出かけて、年末の雰囲気を楽しむのもいいですね。

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この記事のライター