2016年5月5日 公開

【立夏】季節の節目を知って、親子で立夏を楽しもう

5/5~5/19ごろ。卒業式や入学式など人生の転機が訪れる春が終わり、ほっと一息ついたころにやってくるのが立夏(りっか)です。でも、立春のあたりになると豆まきの豆がいろいろなところで売られたり、それにちなんだイベントが催されたりと季節を感じられますが、立夏とはどんな季節なのでしょうか。

「立夏」ってどんな時期?何月何日に来るの?

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春が終わって夏の予感が感じられ始める季節に立夏はあります。具体的には5月6日頃です。「頃」とぼかしたのには理由があって、太陽の位置で決めているのでその年によってずれるためです。365日と公転のずれをうるう年で調整しているのと同じですね。

立夏に関してより詳しく知りたい。本などがないと上手に子どもに教えてあげられないというママやパパには「はじめてふれる日本の二十四節気・七十二候(全4巻)」がおすすめです。立夏はタイトルになった小満や、夏至、大暑などとともに2巻の「夏蚕起きて桑を食う」に収録されています。イラスト付きで季節の食べ物やならわしが紹介されているため、絵本のように読み聞かせをすることが可能です。
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タイトル:はじめてふれる日本の二十四節気・七十二候〈2〉夏 蚕起きて桑を食う
著者  :著 根本浩, 絵 小林絵里子
出版社 :汐文社

初候・次候・末候を知って季節の移ろいを満喫!

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立夏は二十四節気の一つで、一年間を24分割し15日ずつの季節を現したものがこれに当たります。さらに初候、次候、末候の3つに分割し、5日ごとの細い季節を現しているのが七十二候になります。

初候は蛙始鳴(かわずはじめてなく)といってかえるが泣き始める季節のことを言います。昔は家の周りにたくさんの田んぼがありましたから、かえるの鳴き声で季節の移り変わりを感じていたんですね。

次候は蚯蚓出(みみずいずる)です。寒かったころには土の中に身を潜めていたミミズも春が終わって温かくなってくるこの季節にひょっこりと顔を出してきます。

最後に、末候ですが、これは竹笋生(たけのこしょうず)と言います。そのまま、タケノコが生えてくる季節という意味です。食用のタケノコが出回る時期とはずれますが、それは竹の種類に起因します。私たちが食用として見かけるたけのこは孟宗竹という外来種で、昔から日本にあるものとは別の種類です。この場合のタケノコは、真竹のタケノコです。真竹といえば茶せんや尺八などの日本の伝統的な道具の材料にも使われています。

特徴的な天気や行事を楽しもう♪

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立夏の頃には、その年の豊作を祈願する御田植祭が各地で行われます。その年の吉凶を占ったり、神様に舞を奉納したりと地域によって様々な催しが行われます。

また、今の暦と1月ほどずれのある旧暦が使われていた昔、5月は田植えの時期でした。晴れ間が多く、天候が安定している立夏は、田んぼの調整もしやすく、田植えにうってつけだったのかもしれませんね。

「立夏」の旬の植物や食材はこれ!

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立夏は新緑が生い茂る芽生えの季節です。山に目を向けると、真夏に見るのとはまた違う、光に透けるような緑であふれかえります。このころに楽しめる花には芝桜やサクラソウ、サツキなどがあげられます。

また、タラの芽の天ぷらがおいしい季節もこの立夏です。

普段気にしない七十二候に季節を楽しむ秘訣がある!

農業に従事していた人が多かった昔は、自然と密接に関わって生き、季節の節目を大切にしていました。今では意識しないと感じ取れないことも、無意識に感じ取れていたのです。そんな人々が積み重ねてきた二十四節気や七十二候に触れることで、感受性豊かな立夏を過ごしましょう。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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まー まー  初めての子育てに奮闘中!子供と遊んでいるうちに筋力がついてきました。